クリスマスは大変そう

若い人がたくさん来てくれるお店なので

街の空気がだんだんと冷たくなってきて、ああ、冬だなーと、ぼけた天然娘の私もしっかり感じるようになった頃、街のあちこちにイルミネーションが飾られて、夜になると美しいとうっとりしてしまうような光景があちこちにみられるようになりました。
「これって何かのイベントですか?」と張り切ってキッチンの方に聞いてみたら「はあ?クリスマスのイルミネーションだよ、実家の方にはクリスマスのイルミネーションないの?」とバカにされてしまいました。

だって田舎の方のイルミネーションと比較すると、規模が全く違うでしょ?
デパートも、ごく普通の道路脇も、服飾店もうちのカフェも、キレイにイルミネーションされている、きっとこれは、この通りが全部クリスマスイベントか何かなんだって思ってしまっても仕方ないじゃないですか。

いや、こんなにもきれいなイルミネーションが毎日見られて本当にウキウキです。
プラス、うちのカフェでもクリスマスバージョンのラテとかスイーツ、ランチなど特別バージョンが登場して、お客様も次第に多くなってきています。

カップル多し、嫌な予感

毎日、だんだんとカップルが多くなっていて、うちのカフェから見えるイルミネーションが美しいと評判になって、窓際のお席がかなり人気となってきています。
窓際の席に座りたいので待ちますというカップルもいて、なんかこの先、アルバイトに入る日が多くなりそうだなと思いつつ、大学の方も試験だしなー……と考えていました。

しかし、案の定、「そろそろ忙しくなってきたので、アルバイト、この日、この日、後、この日も来れる?時間も伸ばしてほしいんだよね」と鬼の店長のスケジュール調整が始まりました。
でもずっとお世話になってきているし、カフェでごちそうになる事も多いし、店長もキッチンの方々もみんなやさしくてここ、辞めたくないし、と……「わかりました」というしかないのです。

徐々に人が多くなってきているので、クリスマス近く、21日から26日(特別ランチとディナー的なものがある)までフルでアルバイトする事になりました。
ああ……試験大丈夫かな、私、といってももう断れないのですけど。

先輩に聞く去年のクリスマス

昨年もこのカフェはカップルに大人気で、クリスマス特別料理的なものが話題になって、またクリスマスバージョンスイーツがいくつか用意されているので、全種類食べにくるという人も多いのだといってました。
座るとか、休憩とか「何のことですか?」というくらいに忙しく、閉店でカフェを締めた時、思わず床にへたり込んだと……こんなにしっかりした先輩が?と思うと、今から恐怖している私なのです。

ハロウィンは大変でした…

店長からヘルプお願いされたハロウィン

通常、大学の授業の事もあり、カフェのアルバイトは、パート的にだいたい4時間くらい入るようになっているのですが、今回、店長から、時間延長でお願いしたいとヘルプが来たのです。
なぜ?この時期に?と思っていると、カフェの先輩が「あらら?そうか、地元ではそうでもなかった?ハロウィンの時期はとんでもなく忙しいのよー……」といわれました。
私の実家は田舎なので、10月31日?でしたっけ、こんな時期は多分土日でもそんなに忙しくないと思うのですよ、サービス業も何もかも、でも、都会ではそうではないんですね。

そういえば、テレビで渋谷?の交差点で仮装した怖い人たちが大騒ぎしている様子が流れていたような、という事は、あの軍団がお店に来るという事ですか?というと、あの人たちも来るし、それを見に来るお客さんも来る、カメラ小僧も来る……といわれ、ぞっとしました。
とんでもないことになりそうと思っていたら、本当にとんでもなく忙しかったです!

昼間はそうでもなかった

その日は普段アルバイトで入る10時くらいから14時くらいの時間を超えて、日中それほどでもないようなら間休憩してもいいし……なんていっていました。
昼間、ランチ時はいつものように忙しく、でもこんなものか?と思っていて、店長が、ちょっと休憩いっても大丈夫そうだね、休憩いってきてもいいよっていってくれたので行こうと思った時、どどとっとお客様が入ってきました。

「……休憩なしでもいい?」と結局休憩却下で、そのまま勤務となりました。
16時くらいからぞろぞろ、包帯を巻いた人とか、顔がものすごく恐ろしい人とかが入ってきて、ハロウィンらしい感じになってきました。

その後、夜に向けて次第にゾンビさんとか、吸血鬼さんとか、古いとことでキョンシーさんとかうろうろと入ってきて、しっかり食べることが出来ない変装の方とか、イスに血のりがついてしまいそうで、急いでシートをひくとか……うちの店長は、どんなお客さまでも他の方の迷惑にならない限り、お店に入れるという主義なので、あっという間にホラー系の人たちで一杯という状態です。
お店の外から写真を撮っている人もいる位、とんでもない光景でした。

忙しいってこういういことを言うんだ

アルバイトをまともにしたことがなかった自分なので、忙しいといっても、お席が埋まる位の印象しかなかったのです。
でも、お席が埋まる、という事だけじゃなく、入口にあふれる、外に並ぶという感じになるのが、都会の忙しいという状態なのですね。

オーダーも間に合わない、テーブルからお皿を下げてくるのもままならないかったので本当に大変でした。
ふと、「店長、来年のハロウィン、絶対臨時でアルバイト増やしてくださいねってお願いしていました。

最近はキッチンも頑張ってます

最初はホール、これ定番

接客業のアルバイトとか、私、高校の時にも全くしたことがなかったんです。
結構勉強漬けの毎日で、塾に行ったり部活に行ったりで、アルバイトする時間というのが全くなかったのです。
大学生になったら、絶対にカフェでアルバイトしたいという気持ちを持っていました。

地元のカフェで働くお姉さんが本当にカッコよくて、かわいくて、こういうお店で働きたいな……と思っていたのです。
大学に入ってこの地に来て、すぐにアルバイト先を探し始めたのですが、カフェは人気があるので、めぼしい店はアルバイト情報になくても、「アルバイトの募集とかってないですよね?」と積極的に聞いてみて、ゲットしたカフェのバイトです。

最初はホール、実は苦労が尽きなかった

最初はホールで、お客様にお水をだして、メニューを持っていき、メニューを聞いて依頼されたものを運ぶ、そしてお客様が帰った後は、サッときれいにするというような仕事です。
簡単そうに見えますが、最初のうちは「私ってオーダーもまともに取れない」とすごく落ち込みました。

結構大きな声で注文を取っていると思っていたのに、お客様にあまり聞こえていなかったり、お客様が依頼したオーダーがうまく聞き取れていないのに、「もう一度お願いします」という事が最初は出来なかったり……今考えると、すごく失礼な事をしていたなと思いました。
でも店長に指導されつつ、先輩に優しく教えてもらいながら、やがて「カフェのお姉さん」になれて、カフェのホールで楽しく働くことができるようになったのです。

今はキッチンにも入っています

ホールに慣れてから店長がキッチンも経験しておいてっていうので、初めてキッチンを経験、お皿に盛り付けをしたり、ちょっとしたりサラダを和えたり、ちょっとした調理的な事も行うので、「料理が下手」な私、結構緊張しながらやってました。
先輩にレタスを一番左においてっていわれて、キャベツを置いてしまった時、ショックを受けた顔をされて、すごく恥ずかしかったんですけど、レタスとキャベツの区別がつかないほど、料理をしたことがなかった自分です。

恥ずかしいことに、キャベツとレタスわからない?とびっくりされてしまったのも、今ではいい思い出ですが、やっぱり家でしっかり調理とかお母さんについて覚えておけばよかったとものすごく後悔しました。
キッチンはお客様にお出しするお料理を作っている場所なので、とにかく清潔に……という事を大切に、そして私は、まともに目玉焼き位出来るようになろうと店長から言われ、自宅ではひたすら毎日目玉焼きの特訓していました。

目玉焼き、結構カフェランチで作るんです。
どうしてもつぶれたりしてしまう、私ってやっぱり不器用です。