
なんで引き算が効くの?
赤みやカサつきが同時に出るとき、肌のバリア膜はかなりお疲れモードです。
そこへ高機能コスメを重ねても、守る力より刺激が勝ちヒリヒリの連鎖…なんて経験ありませんか?
何もしないケアは洗顔と保湿だけのミニマムステップに切り替え、角質層が持つ自己修復スイッチを休ませずに働かせる作戦です。
厚さ0.02mmしかない角質層でも、水分・油分・NMF(天然保湿因子)のバランスが整うと花粉や紫外線を90%以上ブロックする天然ラップに早変わり。
スキンケアは「足して補う」より「引いて休ませる」方が早く回復することも多いんですよ。
実践ステップは拍子抜けするほど簡単♪
【朝】32℃くらいのぬるま湯で20回ほど優しくすすぎ、最後に冷水を軽くかけて毛穴をキュッと引き締めます。
【夜】メイクをした日はミルククレンジング30秒→泡立てネットで作った雲みたいな泡で10秒タッチ洗顔。
タオルはこすらずポンポン水分を押さえたら、ワセリンか低刺激バリアクリームをパール1粒分オン。
化粧水や美容液はあえてお休みです。
もしヒリッとしたら作業を即ストップし、保冷剤を包んだガーゼで5分クールダウン。
シンプルだけど、これだけで翌朝のツッパリ感がふわっと軽くなるはず。
3日ルールとお守りアイテム
不調が3日以上続く・皮むけが広範囲…そんな時はお守りを1点投入しましょう。
おすすめはセラミドNP・AP・EOPが0.2%以上入った医薬部外品クリーム。
角層のすき間をセメントのように埋め、水分蒸散を24時間で約15%カットすると報告されています。
外出日はノンケミカルUV(SPF30・PA+++)を薄く重ね、帰宅後はぬるま湯+ミルククレンジングでオフすればOK。
それでも乾燥がチクチクする部分は、米粒大のワセリンを手のひらで溶かし手のひらパック。
摩擦ゼロで密着するのでマスク擦れの頬もしっとり落ち着きやすいです。
肌回復を早める裏ワザは、睡眠7時間&水500ml追加&カフェで立ちっぱなしの合間にストレッチを挟むこと。
血流が巡り、角質層へ栄養が届きやすくなります。
「塗らないと不安…」と感じる日は、カレンダーに肌お休みシールを貼ってゲーム感覚で乗り切るのもアリ。
がんばりすぎないケアで、お仕事終わりでもツヤっとご機嫌フェイスでいきましょう!
ビタミンCを含む柑橘系のフルーツをおやつに一切れプラスすると抗酸化ケアにも◎。深呼吸を3回ゆっくり行うだけでも副交感神経が優位になり、肌トラブルの鎮静スピードがグッと上がりますよ。