冷蔵庫を掃除しました

冷蔵庫の掃除

食材が入っているからとずっと後回しにしていた冷蔵庫の掃除。しかし、使っているとどうしても汚れがたまってきますよね。汚れをそのままにしていると不衛生なので、悪臭や雑菌の繁殖の原因になってしまいます。重い腰を上げて掃除しました。

冷蔵庫は見た目より汚れている

冷蔵庫は食材を保管するため、肉や魚よるドリップの汚れや調味料がこぼれた時にできた汚れ、ちぎれた野菜クズが蓄積しています。そのため、想像以上に汚れがついているのです。また、期限切れの食材が放置されていませんか?期限切れの食材は衛生面だけではなく、冷蔵庫の中が物で圧迫されてしまいます。冷蔵庫が物で圧迫されていると、冷気の循環が悪くなって、細菌が繁殖しやすくなってしまうので、掃除の前に期限切れの食材がないかチェックしましょう。

冷蔵庫の掃除前の準備

冷蔵庫の掃除は大掛かりになると思うかもしれませんがタイミング次第で楽に行えます。冷蔵庫に食材があまり入っていない日に掃除すると手間が最小限ですみます。冷蔵庫の中身を全部外に出して、賞味期限切れや使っていない調味料は処分してしまいましょう。冷蔵庫をキレイにするため、冷蔵庫の整理整頓もできるので一石二鳥です。
冷蔵庫の中身を出したら、コンセントを抜きます。冷蔵庫の電源が入った状態で掃除をすると、開け閉めを頻繁に行うので、中の温度が上がってしまいます。冷蔵庫の中を冷やそうと電気を使ってしまうため、電気代がかかるので、事前にコンセントを抜いて、電源をオフにしましょう。
外に出した食材は室温のままだと傷んでしまいます。冷蔵庫のコンセントを入れても、十分に冷えるまで2~3時間かかります。夏だと室内の気温がかかるため、4~5時間かかることも。食材が傷まないようにクーラーボックスや発泡スチロールに入れておきましょう。保冷剤があるといいですよ。

冷蔵庫の掃除方法

冷蔵庫の掃除の手順は以下の通りです。

トレーやケースなど取り外せるものから洗う

野菜室のトレイや卵ラックなど、取り外した部品は食器用中性洗剤を使って水洗いします。ただし、メーカーによっては水洗いできないものがあるので注意しましょう。水洗いできない部品は除菌シートで拭けばOKです。
水洗いしたあとは、乾拭きし水気をとって完了です。

冷蔵庫の中を拭き掃除する

冷蔵庫の中を掃除するときは、重曹スプレーがあると簡単です。重曹スプレーの作り方は重曹大さじ1杯と約40度のお湯200mlを混ぜて、スプレー容器に入れるだけでできます。重曹スプレーをふきんにかけて拭くだけで、きれい掃除できます。
見落としがちなのがドア淵のゴムパッキンは汚れがたまりやすいので、綿棒や歯ブラシを使ってすき間の汚れを落としてください。冷蔵庫の中がきれいにできたら、取り外した部品を冷蔵庫に戻し、アルコールで消毒すれば完了です。

冷蔵庫の外側を拭き掃除する

最後に冷蔵庫の外側もきれいにしておきましょう。冷蔵庫の表面や外側は重曹スプレーを使って全体を拭き掃除します。取手も忘れずに拭いてください。

冷蔵庫は水洗いできる?

実は冷蔵庫の多くが完全防水で、水をかけても壊れない構造となっています。実際、リサイクルショップでは冷蔵庫を引き取った後、ホースで水洗いしているのです。重さがあるので、頻繁に水洗いはできませんが数年に1度は水洗いしてもいいでしょう。ただし、一部の冷蔵庫は水洗いできません。冷蔵庫内の温度、湿度を示す液晶画面がついている冷蔵庫がそうです。そのような冷蔵庫は「水洗いをしないでください」と注意書きがあるので確認してから水洗いするようにしてください。

冷蔵庫をきれいに保つには

冷蔵庫の掃除は3カ月に1回が目安といわれていますが、大掛かりになるのでできれば頻度を減らしたいですよね。冷蔵庫の中をきれいに保つ方法があります。

汚れを見つけたらすぐに拭き取る

冷蔵庫の汚れを見つけた時点で速やかに拭き取る癖をつけましょう。調味料のこぼれをそのままにしているとベトベトになってしまい、掃除するのが大変になります。ウェットティッシュでしっかり拭き取りましょう。

食材を詰めすぎない

冷蔵庫いっぱいに食材を詰めてしまうと、冷気の循環が妨げられ、冷蔵庫の冷却機能が損なわれてしまいます。冷蔵庫の中は収納スペースの7割程度にとどめるようにしてください。

肉や魚はチルド室に入れる

生肉や生魚を保存する場合、注意しなくてはなりません。衛生面だけではなく、冷蔵庫の中にドリップという組織液が漏れてしまう可能性があります。ドリップが出てしまった肉や魚は、味や栄養に変化がおき、品質の低下につながります。ドリップを防ぐには食材が凍り固まることがないチルド室を活用しましょう。ドリップは細胞が傷つけられることで出てしまうので、冷凍される一歩手前の状態で保管すれば、細胞を傷つけることなく長持ちできます。

製氷機も掃除しよう

氷がくさいということはありませんか。これは製氷機にカビなどの汚れがたまっているかもしれません。実は簡単に掃除ができますよ。

氷がくさくなる原因

氷がにおうのは製氷機にカビがは発生し、氷に移ってしまうからです。カビが発生するのは給水タンクで、一般的にカビが繁殖するのは20~30度くらいだとされていますが、実は0度でも生存できます。冷蔵庫内は5度前後ですが、カビが発生するのは十分に可能なのです。

カビを掃除するには

製氷機の掃除は一見面倒そうですが、実はクエン酸を使えば簡単に掃除できます。クエン酸はカビや水垢を除去し、除菌までしてくれます。しかも、クエン酸ににおいはほとんどありません。
掃除の方法は、水300mlにクエン酸を大さじ一杯と食紅小さじ1/2杯を加え、よく混ぜます。給水タンクにこの水をセットし、製氷してください。ピンク色の氷ができますので、給水タンクを洗って水を入れて氷を作ります。製氷を3~5回繰り返し、白い氷ができたら完了です。食紅を入れる理由は、氷を着色することで製氷機についたクエン酸が落ちているか確認するためです。
製氷機の汚れはカビや悪臭の原因になるので、メーカーは週1回の掃除を推奨しています。

製氷機のカビを防ぐには

給水タンクに入れる水は、水道水がベストです。水道水は塩素消毒されているため、実は浄水器を通した水やミネラルウォーターに比べても衛生的だったりします。浄水器を通した水はカルキ臭さはなくなりますが、塩素が抜かれているのでカビが繁殖しやすくなるのです。また、ミネラルウォーターはそもそも塩素消毒されていません。長い間、空気に触れているとカビが発生してしまいます。浄水器を通した水やミネラルウォーターで氷を作りたい場合、製氷皿と給水タンクはこまめに洗うようにしましょう。

冷蔵庫の下もきれいに

冷蔵庫回りはそれなりの頻度で掃除していますが、冷蔵庫の下までは掃除していませんでした。職場の同僚から聞いた話なのですが、長年住んでいたアパートを引っ越しするとき、冷蔵庫を動かしたら、冷蔵庫の下がカビで真っ黒になっていたそうです。そのせいで退去費用が余計にかかってしまったと聞きました。掃除をしないとホコリがたまってしまいます。他にも色々なデメリットがあるのでなるべく掃除しましょう。

冷蔵効率が悪くなる

冷蔵庫にホコリがたまっていると、冷蔵庫の冷却効率が悪くなる可能性があります。ホコリがあることで必要以上に電気を使ってしまうからです。冷蔵庫の裏に熱を逃す機能があるのですが、この機能の部分にホコリがたまってしまうと無駄に電気を使ってしまうので、ホコリを定期的に掃除すれば節電になりますよ。

カビやダニが発生する

冷蔵庫の下は湿気や水分がたまりやすい場所です。その湿気や水分によってカビやダニが発生する恐れがあります。そして、ゴキブリにとって住みやすい環境です。冷蔵庫の下にカビや虫がいる環境は正直、気分は良くありませんよね。

冷蔵庫の下もあわせて掃除しよう

冷蔵庫を掃除するには冷蔵庫を動かして掃除する方法と動かさないで掃除する方法があります。

冷蔵庫を動かさず掃除する方法

冷蔵庫を動かさないで掃除する場合、小さなすき間に掃除機やワイパーは入りませんので、うまく入る掃除グッズを自作する必要があります。針金のハンガーと使い古したストッキングを用意してください。ハンガーを冷蔵庫に入るように形を変えて、ストッキングをかぶせて完成です。ストッキングはナイロンでできているため、ホコリや細かい繊維を吸着してくれます。
それを冷蔵庫の下で左右に動かすだけで、ホコリが取れますよ。定期的な掃除におすすめです。

冷蔵庫を動かして掃除する方法

冷蔵庫を動かす前にコンセントを外し移動させますが、女性一人だと大変ですし、床を傷つけてしまいます。冷蔵庫を持ち上げて動かすなら二人以上で掃除したほうがいいでしょう。
冷蔵庫を動かすと何年分のホコリがたまっていると思いますので、掃除機で取り除きます。掃除機をかけたら、乾いたぞうきんで乾拭きします。油汚れがあるようなら、洗剤を使って落としましょう。
冷蔵庫裏にもホコリはたまっています。ここも掃除機で吸い取り、雑巾で拭き取ってください。冷蔵庫を動かして掃除する場合は大掛かりにになるので、こまめに掃除してホコリをためないようにしたいですね。
注意点として、冷蔵庫のコンセントを抜いた後はコンプレッサーの負担を軽減するため10分程度を置いて電源を入れましょう。

プロに冷蔵庫クリーニングを頼む

後回しになりがちな冷蔵庫の掃除。たまった汚れをきれいにしたいならプロに依頼してもいいでしょう。冷蔵庫クリーンぐでは、ゴム部分の細かいところまできれいに洗浄してくれます。
庫内のこびりついて残った汚れもきれいに拭き取り、除菌してくれるだけではなく、汚れやカビがつきにくようにコーティングしてくれるところもあります。
冷蔵庫を自分で掃除するのが難しいという方はプロの業者に依頼するのがベストです。