暑くなる前にエアコンの試運転

エアコンの試運転

試運転をしておきたい理由とは

どうしてエアコンの試運転をするのかというと、夏本番を迎える前の5月から6月の間に冷房運転をするのはエアコンにとって最適だからです。
エアコンも使わない時期から、真夏日にいきなり運転するのは負荷がかかり不具合が発生しやすいので試運転をしておきましょう。
もし、エアコンの故障がわかった場合でも、夏本番前に速やかに対応できるメリットもあります。
修理を依頼してから使用できるまでにかかる期間は約2週間です。これが夏本番だとゾッとしますよね。
特に真夏は販売店や工事業者が繁忙期のため、予約が取れず修理や購入に時間がかかります。

試運転の手順

試運転の手順は簡単です。

・エアコンの電源プラグをコンセントに差し込む。ホコリが溜まっていると火災の原因になるため掃除する。
・リモコンの電池残量をチェック。
・フィルターが汚れていないかチェック。
・運転モードを冷房にして、温度も最低気温に設定し、10分ほど運転。
・その間に冷風がでているか、異常を示すランプが点灯していないかチェック。
・さらに30分運転させ、エアコンから異音や異臭がないか、室外機から水漏れがないかチェック。

以上の手順で試運転は完了です。

エアコンの試運転で異常を見つけたら

もしも異常を確認できたら、手順を見直してみてください。
電源が入らない場合は、ブレーカーが下がっていないか、電源プラグがきちんとコンセントにささっているか、リモコンの電池が切れていないかなど確認します。
それでも改善されない場合は点検・修理が必要かもしれません。購入した販売店やメーカーに相談してください。

冷房の効きが悪い、異臭がする

まず、冷房運転になっているか見直してください。この原因は意外に多いので、今一度確認してみましょう。
長時間、動かしていないエアコンは正常に動くのに10分ほどかかる場合があります。まずは10分間様子を見てください。
異臭がする場合、フィルターを掃除することで改善する場合があります。
それでも異臭がする場合は、エアコン内部に汚れやカビが発生している恐れがあるため、窓を全開にして冷房16度で1時間運転するとニオイが和らぐので試してみるといいでしょう。

賃貸物件のエアコンの故障は管理会社か大家へ連絡を

賃貸物件の備え付けられたエアコンの場合、所有権は貸主に修理してもらうことになるので、管理会社か大家さんへ連絡しましょう。
トラブルの恐れがあるので、自分で修理を手配してはいけません。念のため契約書を確認しておくといいでしょう。