脂肪はどこに消えるんだろう?

脂肪燃焼

「ダイエットして落ちた脂肪はどこに消えているんだろう?」
と疑問が突然出てきました。
エネルギーとして使われる、熱に変換される、トイレで出ていくと色々思い浮かびます。
ダイエットが成功するとうれしくてどうでもよくなることですが、ダイエット中の今だからこそ、このような疑問が浮かびました。

脂肪は二酸化炭素と水分になる

オーストラリアのニューサウスウェールズ大学で研究によると、脂肪は二酸化炭素と体液となって排出されるということでした。
詳細を見ていくと中性脂肪は84%が呼吸、16%が水分(尿、汗、涙など)として排出されます。
ちなみに脂肪を10kg減らそうとすると26kgの酸素を吸って94,000カロリーを消費しないといけないそうです。
意識的に呼吸を増やせばいいのかというと、過呼吸による目まいや動悸、意識を失う恐れがあるため簡単なことではありません。

脂肪燃焼には有酸素運動

やっぱり適切な運動が大切で、運動することで呼吸が早くなり、二酸化炭素を多く輩出できるようになります。
効果的なのは有酸素運動です。
運動を始めて20分を超えてから脂肪が燃焼されるといわれていますが、最近の研究だと分散しても効果に差はないそうです。
つまり1回30分の運動と10分ずつ3回に分けて運動することは一緒なので、朝昼晩と分割すればハードルは低くなります。
グリコ「脂肪燃焼のメカニズムを知っていますか?」

なお1日1時間のジョギングだと40gの二酸化炭素が追加で排出されるので、月21回走って体脂肪が1kg減る計算です。
ゆっくり走っても1時間のジョギングは大変ですが、それだけ脂肪を減らすのは大変ということですね。

ダイエットは長期戦

一般的にダイエットは開始から2,3カ月後に効果が出てくるといわれている通り、日頃の積み重ねが大切です。
毎日、運動をしていれば自然に体脂肪が落としていきます。
過激なカロリー制限で体重自体は落とせますが、筋肉も落ちてしまいます。
体型やリバウンドを考えると体脂肪を落とし、筋肉をつけることが重要ですね。

結局は毎日の適度な運動とバランスのとれた食事が大切ということです。