台所の排水溝周りをキレイに保つ!

排水溝の掃除を怠るリスク

夏場になると気になるのが排水口のニオイですね。
外出時に部屋を閉め切って出かけたあとなど、玄関の扉を開いた瞬間になんとも言えない不快なニオイがぷーんと臭ってくるというようなこともあります。
台所の水場は何かと汚れがつきやすいところですが、シンクやレンジなど目につくところは比較的丁寧に掃除をしている人も、案外排水口までは掃除をしていないということもあるでしょう。

排水口の汚れの原因としては、調理やお皿洗いで発生する排水についた食べかすや洗剤のカス、排油といったものです。
こうしたものはシンクから流しても排水口の壁面にこびりつきますので、それが蓄積されていくことにより嫌なニオイの原因になります。
特に夏場は気温と湿度が高くなって雑菌の繁殖がしやすくなるので、閉め切った室内では排水の残りもあって、より雑菌が活発に繁殖して嫌なニオイを作り出してしまうのです。

家庭用シンクの排水口は普通の屋外などにある水道とはややしくみが異なっており、フタを開くと複数の器具が組み合わさっています。
こうした器具類はもともとは生ゴミなどが直接排水口に入り込んで詰まりを起こすのを防ぐという役割の他、ニオイがしにくくするために設置されています。

台所の清掃をするときにはシンクだけでなく、そうした細かい排水口の器具も一緒に洗うようにしましょう。

対応策、キレイに保つコツ

排水口の掃除については、特にニオイが強くなりがちな夏場前から対策をしておくことが勧められます。
まず清掃の手順としては、シンク全体を洗剤で洗うとともに、だいたい3日に1回くらいの頻度で排水口を開いて内部を清掃するようにしていきましょう。

排水溝内にある器具は、まず一番上に取り付けられているフタとともに、ゴミ受けのためのかご、さらに内部に小さなコップのようなものが逆さまになっているのが普通です。
この逆さまのコップのような器具は「排水トラップ」という名称で、下水からニオイが上がってくるのを防ぐ役割をしています。
しかし逆さまになっているという構造上、内部にゴミが蓄積されやすく、取り外して見るとぬるっと水垢がこびりついているのがわかります。

洗い方としては台所用として販売されている塩素系漂白剤を使い、スプレーなどで吹付けをしてブラシでゴミを落としていきます。
特にゴシゴシしなくても塩素系洗剤に浸け置きしておくだけでもかなり綺麗になりますので、できるだけこまめに洗うようにしましょう。

また、排水トラップを外したあとの排水口の壁面にも水垢が堆積しやすいので、そちらも洗剤をスプレーしながらブラシを使って汚れを落としていきます。
こまめに洗うことで排水管の詰まりを防ぐこともできるので、余計な排水トラブルを避けることにもなりますね。